知っておきたいThinkPad X230とX240sの違いとは?
軽量で持ち運びを考えるパソコンならThinkPad X240sかX230か考えたいところですが、X240sはX230後継機というよりもウルトラブックという新しい形のXシリーズでした。
X220やX201などの前世代のXシリーズとは違った製品のようなので、従来型のX230とウルトラブックのX240sを比較してみます。
※ウルトラブックとは、従来のノートPCよりも薄く、重量も軽い本体を基本にCoreシリーズの高性能な処理ができるCPUを搭載したノートパソコンです。
項目 | X240s | X230 |
---|---|---|
CPU |
第四世代インテル Core i3 第四世代インテル Core i5 第四世代インテル Core i7 |
第三世代インテル Core i3 第三世代インテル Core i5 第三世代インテル Core i7 |
OS |
Windows 8 (64bit) Windows 8 Pro (64bit) |
Windows 8 (64bit) Windows 7 Home Premium 64bit Windows 8 Pro (64bit) Windows 7 Professional 64bit Windows 7 Professional with Service Pack 1 (SP1) 64bit |
液晶画面 | 12.5型HD液晶 1366x768 Nomal 1366x768 IPS 1366x768 IPS マルチタッチ対応 |
12.5型HD液晶 1366x768 200nit 2x2 1366x768 200nit 3x3 1366x768 300nit IPS 2x2 1366x768 300nit IPS 3x3 |
メモリ | 1スロット | 2スロット |
HDD | 7mm厚のHDDもしくはSSD | 7mm厚のHDDもしくはSSD |
バッテリー |
フロント 3セル リチウム・ポリマー バッテリー リアー 3セル リチウム・ポリマー バッテリー |
4セル Li-Ionバッテリー 6セル Li-Ionバッテリー 9セル Li-Ionバッテリー |
バッテリー交換 | ☓ | ◯ |
重量 |
約1.34kg 約1.5kg(マルチタッチ・ディスプレイ搭載時) |
約1.48kg(6セルバッテリー/SSD搭載時) 約1.5kg(6セルバッテリー/HDD搭載時) |
LANコネクタ | ◯ | ◯ |
ウルラベースの使用 | ☓ | ◯ |
本体サイズ |
幅305.5 x 奥行208.5 x 厚み17.7mm 幅305.5 x 奥行208.5 x 厚み19.7mm(マルチタッチ・ディスプレイ搭載時) |
305 x 206.5 x 19 - 33.6mm (4/6セルバッテリー搭載時) |
タッチパッド | TrackPoint + 5ボタントラックパッド | ウルトラナビ(TrackPoint、クリックパッド) |
バッテリー駆動時間 |
約11.8時間 約9.6時間(マルチタッチ・ディスプレイ搭載時) |
約9.4時間(6セル・バッテリー搭載時) 約23.7時間(9セル・バッテリー + 6セル・スライス・バッテリー搭載時) |
幾つか気になる部分を上げると、
- X240sはCPUが最新。X230は一世代前。
- X240sはメモリが1スロット。X230は2スロット。従ってX230の方が搭載メモリが多くできる。
- X240sは画面を直接触って操作できるマルチタップディスプレイが使える。X230は従来の液晶パネルのみ
- X240sは、前後のバッテリーで6セル確保しているが交換はできない。X230は4-9セルのバッテリーを好きに選べる
- X240sは、ウルトラベースが使えない。X230はウルトラベースが使える。
- X240sの方が、150g軽い。(最小構成)
ぐらいが気になるところです。ウルトラベースを使い、予備バッテリーを利用するというユーザーにはX240sはニーズ不足な気がしますし、兎に角メモリーはMAX搭載するというユーザーも物足りないかなと。
極力薄くて、9時間程度の駆動が確保されれば十分で、メモリは8gbあれば特に不便せず、むしろタッチパネル操作が重要視されるなら、X240sの背選択になると思われます。